序文
序文
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01
アインシュタイン博士は「神はサイコロを振らない」と述べました。
デタラメ(出たら目、つまりサイコロをふって偶然に出た目)が世界を支配しているようなことはないという考え方です。宇宙には驚くべき精緻な法則性(秩序)があり、デタラメはないと言いたかったわけです。
心理学者のユング博士は「シンクロニシティ」と言いました。
“意味のある偶然の一致”、デタラメな偶然ではなく意味のある偶然です。一見無意味・無価値な偶然と思われる現象が、別の視点から見ると宇宙的な摂理による現象、つまり重要な意味と価値を持つ“必然”であるとみなされます。
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Pollock No.8(部分)
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02
森羅万象はつながっていて、すべては共振・共鳴しあっている。起きてくるものごとに無意味、無価値なこと、偶然はなく、どんな小さなことの中にも何らかの意味・メッセージが隠されている・・・それは古くからある東洋の考え方でもありました。
香山桂子の専門分野であるアストロロジー(Astrology)も、宇宙と人間が一体であると捉え、すべての事象が天体とつながっていると考えます。
“見えない糸”は単に男女を結びつける糸ではなく、人と人、人と空間(場所・土地)、人と時間(時代)、人と事件・事故、人と思想・芸術、そして森羅万象(世界・宇宙)を結ぶ糸だと考えます。その糸は複雑にからみあい、目に見えない多次元的なエネルギーや情報の織物・網(web)を形成している・・・
Wikipedia “World Wide Web” A visualization of routing paths through a portion of the Internet.
つづく
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