安部井香木の首
15歳で二本松少年隊として戊申戦争を戦い
24歳で陸軍少尉として西南戦争で戦死した若者
安部井香木の首
2013/04/17
豊後竹田の隣、大分県豊後大野市三重町に立つ西南の役激戦地の表示。
ずいぶん前から知っていました。JR豊肥線の窓から見えます。そのうち寄ることもあるかも知れないと思っていたら、いつまでも寄ることはなかったのですが、とうとう一昨日(2013年4月15日)、たまたま三重町に用事があったついでに、ふと思いついて訪ねてみました。
予備知識無いまま訪ねました。
「激戦之跡」の表示がある場所から見える丘まで車でちょっと登ると、見晴らしのいい公園があって、そこから見える豊後三重の小さな町並みです。
丘から見下ろすと石碑が見えました。たぶんこれが西南戦争を記録するものであろうと思い、これをめざして少し丘をおりました。
明治10年(1877年)5月、こんな自然の豊かな美しいところで日本人どうしが戦いました。136年前です。
西南の役、戦没者慰霊碑です。
この地で激戦があったことを知るひとも今はもう少なくなっているでしょう。整備ができず、やや荒れているという印象を受けました。
上の記念碑の表側。
西南役 戦没者 慰霊碑
その慰霊碑の台座に
福島県 陸軍少尉 安部井香木
の表記がありました。
福島県の安部井香木陸軍少佐って、いったいどういうかたなんだろうと思って検索すると、福島県の二本松藩の「二本松少年隊」のメンバーであったことがわかりました。
安部井壮蔵(香木)
http://aozorabower.web.fc2.com/hitobito/abeisozokoboku.html
霞 ― 奥州二本松藩
http://blog.livedoor.jp/shinomoritoko/archives/cat_646722.html